三河鳳来杉の家  ​残った杉梁材を割いて1/30の軸組模型も作りました!

はじまりのはじまりは、こどもたちの保育園を通じて 建て主さん家族と出会ったことから。日頃、こどもたちの話をしたり、子どもたちが育っていく地域や社会について語り合う 子育て仲間が家づくりをすることになり、私は設計を託され、家づくりのお手伝いが始まりました。

最初に、日々の暮らしの中で感じたり培われること。私たち自身の根っこ。さらに子どもたちの根っこや子どもたちに伝えたいこと。

なんてことなどを、建て主さんと共に考えました。

こどもたちと自分たち家族ひとりひとりの暮らしが根づき、杉が香る素朴な家をつくろうと、家づくりの方向性は定まっていきました。

高低差のある敷地と地盤から、しっかりした基礎とたっぷりの地下収納を有するスキッププランが生まれ、外と内の緩衝スペースでもあり、土や緑や空につながる杉のデッキやバルコニーが家をかたちづくることになりました。

建て主さんが希望していた地元の中村工務店さんに出会い、三河鳳来杉と昭典木材さんとの出会いを得て、五ヶ月間、大工さんや多くの職人さんたちの技とその手と気持ちに触れてきました。「オール杉は初めてだよ!」と、大工さんの造作にも、家具や建具づくりにも手間をうんとかけていただきました。木や土や紙などの素材たちも、もの言わず家を生しました。

こうして杉の家は建ちあがり、家としてのはじまり 本番を迎えることができました。

庭や車置き場は、これから住みながら 家族の手でつくり続けます。

建て主さんも中村工務店さんも私も この杉の家のはじまりを私たちがつながる身近な方々に見てもらおうと考えました。

そして、暮らしがはじまるこの家のこれからも、みんなで見ていくことができればいいなあと考えています。

焼き杉のデッキ

親子共々友人である二件隣の家の庭には、いろいろなグリーンたちとメダカがいる。訪れる毎に、さほど緑に興味のなかった私が、「これは何て言う木?」「この葉っぱかわいいね。」「この花、素適だね。」と、ついつい聞きたくなってしまう。そんな魅力いっぱいの庭づくりをしている。このグリーンが大好きな友の協力あって、東農桧の家の緑は、活き活きと根付いて 道行く人たちを楽しませてくれています。

その友が、2階の食堂と繋がって、もっともっとグリーンや食事を楽しむためのデッキをつくりたいと言う。家の中は、彼女ならではの見立てで、家具や小物が少しずつ集められ、アイデア満載の気持ちの良い暮らしが広がっている。「反っても割れてもOK。それが木だし、本物ってこと!」と、張りぼての木ではなく、ゴツゴツと骨太な木がもともと大好き。

敷地の関係で三角形の2階のデッキを造らなければならない。アルミ既製品の特注三角ベランダなんて、高値がつくだけで彼女のセンスには合わないだろうし、絶対にお奨めすることはできない。結局、雨がかりに強い杉の赤身の太鼓の柱を使った焼き杉のデッキを造ることになった。大工さんには知り合いからバーナーを借りて焼いてもらって、彼女と私でデッキブラシでこすり雑巾で磨いて焼き杉に仕上げた。
立川の元米軍住宅をアイアン工房にしている森岡氏に、ハンギングもできる持ち出し梁用ブラケットを2個だけ造ってもらったりして、暑い夏の盛りに汗だくで造っていただき、友人夫妻の手入れあって、1年後には、グリーンで覆われる日差し和らぐデッキと庭になってきた。

 

天竜杉の家 

父 大工棟梁の腕と 娘 私の設計で建てさせていただいた静岡の天竜杉の家

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